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697号
| スズメバチによる刺傷 |
秦 和壽
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(22)スズメバチによる刺傷 だいぶ前のことになるが、山岳関係者を驚かせるハチの事故があった。愛知県豊橋市の立岩(60度の傾斜で80mの高さ)で岩登り中の2名が、スズメバチの大群に襲われたのである。バランスを崩し一人が落下し死亡した。皮肉なことに刺された跡はなかったのである。 国内では毎年約30名がスズメバチに刺され死亡している。ハチ毒は高分子のタンパク質で、数μgで死に至ることがある。特に、頭や首などの刺傷は注意が必要だ。アナフィラキシーショックといわれる。 ハチ類は積極的に刺すこともないのだが、前を歩いたヒトが故意にハチの巣をイタズラした場合などは、後から来たヒトが襲われることがある。一般的なハチを除けは、付近に来たときは地面に伏せたりじっとして刺激を与えないことだ。キャンプ場では缶ジュースに集まる。飲みかけの缶に入ったハチに気づかず喉を刺された例もある。こうなると医師の治療を受ける以外にない。 持参する薬剤は、虫刺され軟膏(ステロイド+抗ヒスタミン軟膏)がよい。この他、多量の水で洗い、冷やすことも効果的だ。
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