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| パルスオキシメーターの数値について |
| Q.5 パルスオキシメーターの数値 |
2005/06/13 宮崎 妙子 さん |
| 5000m前後の山に行きますが、オキシメーターの数値が低く(キリマンジャロ4800m付近、カラパタール付近でも60台)リーダーを悩ませます。私自身はそれでも大丈夫のつもりですが、他の方と比較すると心配にもなります。ただし、大きな深呼吸をすると80台にはなります。 カラパタールに行ったときにダイアモックスを摂取し、途中、体調に異常を感じ、ペリチェの診療所にお世話になりました。着いたときはもう何もなく、オキシメーターの数値も80代で、ダイアモックスの摂取のしすぎと診断されました。小さい私が他の人と同量飲むことが間違いだとのことでした。以後、ダイアモックスはあまり飲まないようにしています。 過日、ガンジス川の源流(4000m近く)へ行ったときは、その夜、異常なほど寒気がし、オキシメーターの数値は39しかありませんでした。さすがに心配になりましたが、翌日は平気でした。しかし今後のことを考えると気になります。心肺機能を高めるために、普段から何ができることはあるでしょうか。肺活量は子どものときから少なく、今(62歳)も検査ではある程度の数値を出すのに苦労します。週2回、呼吸法を取り入れた合気道をしています。どうぞよろしくお願いします。 |
| A.5 |
| パルスオキシメータの数値(SpO2)が60%台でも、自覚症状が大丈夫であれば、滞在高度にとどまってもかまわないと考えられます。
ダイアモックスを内服したときに感じた体調の異常とは、どのような異常だったのでしょうか。確かに体の小さい人がダイアモックスを朝晩1錠ずつ内服するのは多いかもしれません。ダイアモックスは重炭酸イオンの尿細管からの再吸収を阻害し血液を酸性に傾けることにより呼吸中枢を刺激し換気量を増加させる働きがあるので、呼吸が最も抑制される睡眠中に効けば効果的です。夕食後1錠か半錠で充分ではないでしょうか。私は6000mの山に登るときに夕食後1錠内服し、夜中に5回もおしっこに起こされましたが、体調はすこぶる良好でした(野口コメント:私は体重50kg以下で、ダイアモックスを、通常、半錠しか内服しません)。 4000m地点で異常な寒気を感じたときに SpO2が39%まで低下したとのことですが、寒気を感じているときは指先の末梢動脈は収縮し、SpO2は実際の値よりも低く表示されることが多いのです。例えば、マッチ箱型のONIXというパルスオキシメータであれば、脈拍表示用のライトが脈拍に一致して緑色に点滅していれば正しい値を表示してくれますが、赤色の点滅であれば実際の 値より低い数値が表示されます。もし体調が悪く、本当にSpO2が39%となったのであれば下降した方が良いと思われますが、そのまま同じ高度に滞在し、翌日は平気ということがあるのでしょうか。寒さによって末梢が収縮してしまったために正確にSpO2が測定されなかった可能性が高いと思います。 有酸素運動を続け、心肺能力(持久力)を高めておくことは、高所順応と直接は関係ありませんが、登山中の疲労を少なくするという点からは、高所登山のために有効と考えられます。 |
(医療委員会委員 上小牧 憲寛) |
| Q.5-1 ご回答、有難うございます。 |
2005/07/08 宮崎 妙子 さん |
| 上小牧先生、ご回答を有難うございます。安心いたしました。ところで、ペリチェ辺りで感じた体調の異常ですが、昼食後、1時間ほどの歩行の後、休息をとりました。その休息時に、突然なのですが、胸あたりから四角い固い物質がどんどん体の中で大きく膨れ上がり、体を中から締め付けるような感じでした。まさに、どんどん、どんどん大きくなっていくようでした。なんとも奇妙で非常に不安になりました。ちょうどその休息の地点から45分くらいのところに診療所がありましたが、診療所に向かう間に体が落ち着いてきて、到着したころにはまったく異常を感じませんでした。その後も何の異常もなく、その折の山行は無事終わりました。ただし、このような経験がありますので、何かの折は、やはり不安になります。私は、150センチ、42キロでダイアモックスはその後は摂取するにしても4分の1錠くらいにしております。 |
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