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山の救急医療ハンドブック

山と渓谷社より発売






   山に必携!!!
 


 ●イラスト豊富!
 ●わかりやすい!
 ●どこからでも読める!
 ●登山の現場で役に立つ!
 ●読み物としても興味深い!
 ●リストとデータも掲載!
 ●緊急時の連絡先一覧
 ●携帯電話の便利サイト紹介

 本体980円+税金=1029円



日本山岳会医療委員会編





書評
山の救急医療ハンドブック
  山で起きるケガや病気の
  現場での対処法
  日本山岳会医療委員会・編

 日本山岳会創立100周年記念事業の一環として山好きの医療関係者が集う医療委員会の編集した中高年登山者層向けのハンドブック。
 この本のねらいは、@日本の山を歩く登山者の実態に即している A医学的に正確な情報が実践的に表現されている B見やすく分かりやすい C現場で直ぐ使えることだ。
 特徴は、登山の現場で使うことを想定して作成してある。どこからでも読める。読み物としても役に立つ。リストやデータを掲載。「緊急連絡先メモカード」を掲載している。
 第1章 山のケガ、第2章 山の病気、第3章 山行形態別山のケガと病気, 第4章 セルフ・レスキュー、第5章 山行前の準備の5章に分けられている。
 さらに、1章では擦り傷・切り傷・刺し傷、骨折、膝の関節痛など身近な19項について、治療の原則と応急処置の実践方法。2章では風邪、熱中症、脱水症など16項について医学的解説と共に養生の仕方や応急処置法。3章は夏山の日焼けや雪山での低体温症、高山病などの対応方法。4章では緊急度のチェック法、心肺蘇生の手順、止血法、気道確保、人工呼吸、心臓マッサージなど12項あり。5章は山に登る人たちの平素の心構え、トレーニング、テーピングなど登山の初心に戻る良い機会を与えてくれる。
 いずれも素人にも分かりやすいようイラストがふんだんに有り、具体的な処置法を指示しているので、ケガや急病人発生時に気が動転している場合でも的確な応急処置が出来よう。
 また、各章最後のコラムで、現在社会で注目を集めている課題「骨粗しょう症、山での突然死と自己管理、パルスオキシメータ、自動体外式除細動器、生活習慣病と山、山で使える漢方薬」を明解に解説している。索引があるのも有難い。
 登山者にとって非常に心強いハンドブックだ。事前にしっかりと読み込んで、出来れば個人で或いは仲間で応急処置など実習しておきたいものだ。山では何が起こるかわからない。山行時には必携の本だ。
(南井英弘)
山と渓谷社、05年7月刊、10月第2刷
 160ページ、¥980+税